私たちが「LayerX™」と名付けた技術には、ひとつの願いが込められています。
それは、“あらゆる無駄を、富へと変える”という想いです。

プラスチックとアルミ、紙と樹脂――
これまで「再生不可能」とされてきた複合素材。
その中には、まだ使える資源がたくさん眠っています。
しかし、従来のリサイクル技術では分離が難しく、
多くが焼却や埋立に回されてきました。

LayerX™は、そんな“限界”に挑むために生まれました。
物理的工程と化学的工程を組み合わせ、
樹脂・アルミ・紙を99.9％の精度で分離する独自プロセス。
この技術が、リサイクルの常識を大きく変え始めています。

いま、私たちは全国のメーカーや中間処理業者と連携し、
LayerX™による資源循環ネットワークを拡大しています。
端材を集め、再資源化し、再び製品に戻す。
これまで個別に行われていた処理を“共有の仕組み”へと進化させ、
社会全体でサーキュラーエコノミーを実現していく。

この取り組みは単なる技術開発ではありません。
それは「産業の新しい形」を創る挑戦です。
そして、その中心にあるのが、LayerX™という“次世代の共通言語”。

私たちは、この技術を日本だけで終わらせるつもりはありません。
アジア、ヨーロッパ、世界のリサイクル拠点へと広げ、
“Made in Japan”の再資源化技術をグローバルスタンダードにする。
それが、次の10年に向けた私たちの使命です。

LayerX™は、ただの技術ではない。
それは、未来を切り拓く「思想」です。
不可能を可能に変える――
その精神を、これからも世界へ発信していきます。

アイレックス株式会社
代表取締役　陳 国