お知らせ・コラム

お知らせ

年末のご挨拶

2025年を終えて、そして2026年へ

2025年も、残すところわずかとなりました。
本年もアイレックスに関わってくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。

2025年は、社会全体にとって決して平坦な一年ではありませんでした。
世界情勢の不透明さ、原材料価格の変動、景気の減速感。
多くの企業が「守り」を意識せざるを得ない環境の中で、
私たちアイレックスは、あえて前に進む選択をしてきました。

「逆風の時代だからこそ、本質が問われる。」
この言葉を、2025年ほど強く実感した年はありません。

私たちはこの一年、
10年以上にわたり取り組んできた使用済みフレコンバッグの再資源化という
基盤事業を着実に磨き上げると同時に、

アルミ箔付きシートや複合材料の分離・再生という、
これからの静脈産業の中核となる分野に本気で向き合ってきました。

自社で二つのマテリアルリサイクル工場を運営し、
現場で試し、現場で失敗し、現場で改善する。
この積み重ねこそが、机上の理論ではない

「実行できる技術」「再現性のあるノウハウ」を生み出しています。

2025年は、アイレックスにとって耐えながら力を蓄える一年であり、
同時に、次の飛躍に向けた確かな土台を築いた一年でもありました。

そして2026年、私たちは次のフェーズへと踏み出します。

これまで培ってきた「分離」「再生」「現場運用」の知見を統合し、
マテリアル・トータルソリューション事業を、より積極的に展開してまいります。
単なる設備提供や処理委託にとどまらず、
原料設計・工程設計・設備導入・運用・再資源化までを一体で捉え、
お客様の課題に真正面から向き合う事業モデルです。

また2026年は、自動車バンパー(PP単体)における塗装剥離・再資源化の検証事業を、
本格的にスタートさせる年でもあります。
使用済みバンパーを高品質なマテリアルとして再生するための
脱塗装技術・工程検証・品質評価を進め、
自動車リサイクル分野においても、新たな価値創出に挑戦していきます。

私たちの原点にある言葉は、「深水不腐,戸枢不蠹」です。
流れる水は腐らず、動き続ける戸の蝶番には虫がつかないという意味です。

環境がどれほど厳しくとも、私たちは立ち止まりません。
考え、動き、挑戦し続けることこそが、
企業を成長させ、社会に価値を残す唯一の道だと信じています。

2026年、アイレックスはマテリアルリサイクルの枠を超え、
素材から社会を変える企業”として、さらに一段ギアを上げて挑戦を続けます。

本年のご厚情に深く感謝申し上げるとともに、
来る2026年が、皆さまにとって希望に満ちた一年となることを心よりお祈り申し上げます。

来年も、どうぞよろしくお願いいたします。

株式会社アイレックス
代表取締役社長 陳 國

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