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東京商工会議所主催 第20回「勇気ある経営大賞」の奨励賞受賞

当社の『マテリアルリサイクルを活用したサーキュラーエコノミー事業の展開』の取り組みが、東京商工会議所主催第20回「勇気ある経営大賞」の奨励賞を受賞いたしました。

この賞は、過去の実績にこだわらず、常識を打破し高い理想を求め勇気ある挑戦をしている企業に顕彰されるもので、アイレックスでは「使用済みフレコンおよび、ペットボトルのBottle to Bottleで廃棄物となるラベル部分等の再生ペレット化への挑戦」が高く評価され、栄えある受賞となりました。

サーキュラー・エコノミー事業は、企業が経済活動の中で廃棄物を出さずに資源を循環させていく経済システムをいい、これに取り組むことで、これまでの経済活動で廃棄されてきたものを収益化しながら環境問題を解決し、持続可能な社会作りに貢献できるといわれています。

アイレックスのサーキュラー・エコノミー事業を紹介いたします。

使用済みフレコンにおける再生ペレット化

昨年、アイレックスはフレコンバッグペレット化処理ラインを新設し、今まで産業廃棄物として処分していたフレコンバッグの再利用に力を入れております。ペレットを製造するための押出機部分のほか、フレコンバッグの粉砕・脱水・乾燥工程の設備が導入され、かなり大型のフレコンバッグペレット化処理ラインとなっています。

1時間あたり400kgの廃フレコンバッグを処理できる設備で、廃フレコンバッグを投入すると、粉砕・洗浄・脱水・乾燥・溶解・冷却・切断を経て、加工しやすいペレットとして再生します。

多くの廃フレコンバッグは、今まで中国や東南アジアの国々に輸出し主に燃料として使用されていましたが、バーゼル条約や中国の海外ごみ輸入禁止政策によって、現在は輸出が難しくなっています。このため、日本国内ではフレコンバッグのリサイクル需要がますます高まっているのです。

アイレックスでは、品質の向上を維持しながら自社製造ラインの活用を拡大すべく、さらに研究開発を進めてまいります。

ペットボトルラベルのペレット化

資源ゴミとして回収されるペットボトルのすべてがリサイクルできていないことを改善するため、アイレックスでは今まで廃棄されていたラベル部分の再生ペレット化を進めてきました。

一口にペットボトルといっても、ボトルの本体・キャップ・ラベルなどによって、さまざまな素材が使われており、中でも、今までリサイクルに使われていたのは、ボトル本体の1番きれいなお腹の部分のみ。切り取ったお腹の部分を洗浄・破砕してフレーク状にするため、ボトル本体のネックや底部分・キャップ・ラベルは素材別の分離が難しく、廃棄処分されることがほとんどでした。

アイレックスでは、ほかの業者様で処理できなかったペットボトルの混合品を有価で引き取りし、独自の技術によって、ペットボトル本体・キャップ・ラベルを99%の精度で分離して、再商品化することに成功しました。

アイレックスでは、長い期間の試行錯誤の末、種類の違う機械を使ったり温度設定を変えたりしながら分析した結果、ラベルのペレット化を実現しました。

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