お知らせ・コラム

コラム

アルミ箔・紙付きPS複合材端材の評価ポイントIREXコラム vol.7

― 単体PSと何が違い、どこが見られているのか ―

アルミ箔・紙付きPS複合材端材は、食品容器やカップ蓋、包装材の分野を中心に、
多くの製造現場から日々発生しています。

一方で、
PSなのに評価が低い」
「単体PSと同じ感覚で見積を依頼したら断られた」
といったご相談をいただくことも少なくありません。

本コラムでは、アルミ箔・紙付きPS複合材端材がどのような視点で評価されているのか、
単体PSとの違いを踏まえてご説明いたします。

 

■ 単体PSとの最も大きな違い

単体PS端材は、素材が明確で再生工程が比較的シンプルなため、
評価基準も分かりやすい素材です。

一方、アルミ箔・紙付きPS複合材端材は、アルミ・紙・樹脂が強く貼り合わされた構造を持ち、
分離工程の有無と難易度が評価に大きく影響します。

そのため、「PSであるかどうか」ではなく、「分離・再資源化が可能かどうか」
が評価の前提条件となります。

 

■ アルミ・紙の付着状態

評価において重要となるのが、アルミ箔や紙の付着状態です。

全面にアルミが貼られているもの、部分的に紙が残っているものなど、
複合の状態によって分離工程の負荷が変わります。

剥離しやすい構造であるか、過度に破断・粉砕されていないかといった点も、
評価時の重要な確認ポイントとなります。

 

■ 形状とサイズの安定性

アルミ箔・紙付きPS複合材端材は、シート端材、打ち抜き屑、ロール残など、
さまざまな形状で発生します。

形状やサイズが極端にばらついている場合、前処理や分離工程の効率が低下するため、
評価に影響が出ることがございます。

一定のサイズ感で安定している端材は、再生計画を立てやすく、
評価も安定しやすい傾向にあります。

 

■ 異物混入と保管状態

 

複合材端材は、他樹脂や紙くず、ラベル片などが混在しやすい素材です。

異物が多い場合、分離後の樹脂品質に影響を及ぼす可能性があるため、
評価は慎重に行われます。

また、屋外保管による汚れや水分の付着、長期保管による臭気の発生なども、
品質評価に影響する要因となります。

 

■ アイレックスの評価視点

アイレックスでは、アルミ箔・紙付きPS複合材端材についても、
LayerX™
技術を前提とした分離・再資源化の可否を軸に、
総合的な評価を行っております。

単に現在の状態だけを見るのではなく、
継続的に循環可能な原材料であるかどうかを重視し、
無理のない形での高価買取を目指しております。

アルミ箔・紙付きPS複合材端材は、従来は評価が難しい素材とされてきましたが、
正しい技術と視点があれば、確実に資源として活かすことが可能です。

アイレックスは、こうした複合材端材を確実に循環へつなげるため、
現場に寄り添った評価と提案を続けてまいります。

次回は、「アルミ箔・紙付きPS/PP複合材端材を高く評価するために
現場でできる具体的な工夫」についてご紹介いたします。

一覧へ戻る >