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アイレックスの「資源リサイクル・シェアファクトリー」を解説

「資源リサイクル・シェアファクトリー」は、製造工程で出る廃棄物や不良品などの資源をリサイクルすることで、新たな資源として再利用する仕組みです。企業間で資源をシェアすることで、資源の有効活用を最大化し、経済的にメリットを得ることができます。

ここでは、アイレックスが推進するシェアファクトリーについて、詳しく解説します。

資源リサイクルの現状

廃棄物処理やリサイクルを行う事業者は、全国で20万社以上ありますが、ほとんどの企業は地域密着型の小規模事業者で、処理範囲も限定されているのが現状です。そのため、製造事業者を支える受け皿の役割を十分に果たせていません。もはや廃棄物問題を廃棄物処理だけで解決することは、技術的にも経済的にも限界があります。

あらゆる資源のリサイクルや、その後どうするかを前提にしたビジネスモデルの構築は、もはやすべての企業の責務となっています。

アイレックスのペットボトルリサイクル

「リサイクル促進法」が施行されて以降、ペットボトルリサイクルの大手企業はBottle to Bottle を積極的に進めています。 一方でペットボトルは、ボトルのボディ部(中心)、キャップ部分、ラベル、飲み口部、ボトル底部の4種類に分割され、 ボトルのボディ部以外は混在した状態で廃棄処分されています。

そこでアイレックスでは、混在した状態(ゴミ状態)のものを有価で引き取ってリサイクルをしています。2020年5月に完成した加圧浮上型水処理プラントは、大型地下貯水槽と地上貯水槽と連携して構内完全循環型を実現しています。

アイレックスの資源リサイクル・シェアファクトリー

2020年10月に完成したリサイクルプラントでは、循環型社会に向けてマテリアルリサイクルを通じた資源循環モデルを推進しています。お客様から排出された樹脂(フィルム・成型品・粉砕品)などのプラスチック資源を購入し、 新たに再生材料にする『マテリアル・リサイクル』事業に積極的に取り組んでおります。使用済みフレコンバックのリサイクルは、投入から再生ペレット化まで完全自動化できており、完全にカスタマイズし、フレコン処理に特化したアイレックスオリジナルプラントで特許出願済みです。

弊社は製造事業者にリサイクルプラント設備やリサイクル技術、加工原料を提供すると同時に、工場運営ノウハウや廃棄物情報処理等のソフトの開発・提供まで行っています。従来のリサイクルプロセスでは、企業が自社で資源をリサイクルするためには高いコストや技術の導入が必要でしたが、資源リサイクル・シェアファクトリーでは、企業間で資源をシェアすることで、リサイクルの効率化とコスト削減が可能なのです。

アイレックスでは、豊富なリサイクル技術やノウハウを持っており、ニーズに合わせた柔軟な対応が可能です。製造工程で出る廃棄物や不良品などの再利用をお考えでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。

どうする?フレコンバッグの処分 vol.2 – 買取がエコにつながる」では、買取後のフレコンバッグがどのようなリサイクル工程を経て、どのように生まれ変わるのかご紹介しております。

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