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クリアファイル買取で環境と収益を同時にサポート!

いつのまにか増えているクリアファイル。使用感があるだけで捨てるのがもったいないと思う方も多いと思います。こちらでは、クリアファイルの買取方法を解説します。

クリアファイルをリサイクル処理する意義

クリアファイルのリサイクル処理は、環境への影響を最小限に抑えつつ、資源の有効活用を実現する方法です。

リサイクルを適切に行うことで、新たな生産に関わる製造時のエネルギー消費と原材料の使用を減らすことができ、環境負荷の軽減に繋がります。

クリアファイルのリサイクルは単に廃棄物を減らすだけでなく、廃棄物の最終処理場での容量を節約し、ゴミ処理にかかるコストの削減にも貢献します。

このようなリサイクルの取り組みは、企業や教育機関などでも推進されており、使用済みのクリアファイルを積極的に回収し、適切な処理を行うことで社会全体の資源循環に貢献しています。

 

 

不適切なクリアファイル廃棄が及ぼす影響

海洋プラスチック汚染

クリアファイルは、主にポリプロピレン(PP)などのプラスチック素材で作られています。不適切に廃棄された場合、自然環境に流出し、特に海洋プラスチック汚染の一因となる可能性が高いです。

ダイオキシン類による大気汚染

クリアファイルが適切に焼却処理されなかった場合、不完全燃焼によってダイオキシン類などの有害物質が発生するリスクがあります。ダイオキシン類は非常に毒性が強く、人体に深刻な影響を及ぼす物質です。

ダイオキシンは自然環境に広がりやすく、大気中を漂い、最終的には土壌や水にも影響を与えるため、広範囲にわたる環境汚染の原因となります。国際がん研究機関(IARC)では、ダイオキシンをグループ1の発がん性物質として分類しています。

環境省:有害性(人への影響)に関するレポート

 

日本国内でも、1990年代にダイオキシンの排出量が問題となり、廃棄物焼却施設の改善が急務となったことがありました。この背景には、プラスチック廃棄物が適切に処理されていなかったことが原因として挙げられています。

クリアファイルのようなプラスチック製品を不適切に廃棄することは、これらの有害物質の排出に直結しており、そのために環境への影響を考慮した廃棄とリサイクルが必要です。

 

CO₂排出とエネルギー消費

クリアファイルの不適切な廃棄は、地球温暖化の主要な原因となるCO₂の排出量の増加にもつながります。プラスチックは化石燃料から作られており、燃やすと多量のCO₂が排出されるからです。

また、プラスチック素材の製品製造には多大なエネルギーが必要であり、それが環境負荷の一因となっています。再利用やリサイクルが行われないと、新たな製品の製造に多くの化石燃料が消費され、さらなるエネルギー浪費とCO₂の排出につながってしまうのです。

以上のように、不適切なクリアファイルの廃棄は、海洋プラスチック汚染、大気中のダイオキシン類の発生、そしてCO₂排出の増加という多岐にわたる環境への悪影響を及ぼします。地球環境の保全と持続可能な社会の実現には、クリアファイルの適切なリサイクルに迅速に取り組む必要があるでしょう。

 

 

リサイクルされたクリアファイルを使用するメリット

リサイクルされたクリアファイルを使用することは、環境への配慮だけでなく、経済的な利益ももたらします。社会全体で持続可能な資源利用を推進する上で、クリアファイルのリサイクルは重要な役割を担っています。

 

1.環境への配慮

リサイクルされたクリアファイルを使用する最大のメリットは、環境への負担を大幅に軽減できる点です。

ポリプロピレン(PP)製のクリアファイルは、新品を生産する過程で大量の二酸化炭素が排出されますが、リサイクルすることでその排出量を削減できます。リサイクル品を使用することで、原材料の採掘や輸送、製造におけるエネルギー消費とCO₂排出の削減に貢献できます。

 

2.経済的利益

新しい原材料を購入し加工するコストに比べ、リサイクルされた材料を用いることで製造コストを低減できるため、最終製品の価格も抑えられます。これは消費者にとっても、企業にとっても経済的なメリットとなるでしょう。

 

3.社会的影響

リサイクル品を使用することは、企業の社会的責任(CSR)活動としても評価されます。環境保護を意識した取り組みは、企業のイメージ向上に貢献し、消費者からの信頼を得ることに繋がります。さらに、環境に配慮したビジネスモデルは、投資家やビジネスパートナーからの支持を受けやすくなるという利点もあります。

これらの点から、企業や個人がリサイクル製品を選択することは、持続可能な社会づくりにおいて非常に重要な選択と言えるでしょう。

 

 

PP(ポリプロピレン)製クリアファイルのCO₂排出量

ポリプロピレン(PP)製のクリアファイルは、その製造から廃棄に至るまでの過程でCO₂を大量に排出します。

経済産業省の調査によると、PP製クリアファイルの資源採取から成型加工までの排出原単位は、2.6㎏-CO₂/㎏とされています。さらに、廃棄時の排出原単位も2,550kg-CO₂/tと非常に高い値を示しています。特にPP製のクリアファイルはその使用が広範囲に及ぶため、このCO₂排出量は無視できない問題です。

参考:
環境省:温室効果ガス総排出量 算定方法ガイドライン
温室効果ガス総排出量 算定方法ガイドライン

 

例えば、ある企業がクリアファイルを年間で約5,000枚使用する場合、製造から廃棄までの全過程でのCO₂排出量は約592.3㎏になります。これは、約42本の杉の木が1年間に吸収するCO₂量に相当します。この事例からも、PP製クリアファイルの使用がどれほど環境に負荷をかけているかが理解できるのではないでしょうか。

PP製クリアファイルの製造から廃棄に至るまでのプロセスで排出されるCO₂量は、私たちの日常生活の中で無視できない影響を与えており、リサイクルや代替製品への切り替えが環境保護においてますます重要になってきています。

クリアファイル買取はできる?

買取可能なクリアファイル

アイレックスでは、PP(ポリプロピレン)製のクリアファイルを対象に買取を行っています。

PP製のクリアファイルは、強度がありながらも軽量で、リサイクルが比較的容易です。また、印刷が施されているクリアファイルも買取対象となるため、企業や個人で不要になったクリアファイルがあれば、リサイクルできます。

 

不明な点があればアイレックスまでご相談ください

アイレックスでは、PP(ポリプロピレン)製のクリアファイルを中心に、リサイクル可能なものを引き取っています。

ご不明な点があれば、まずはアイレックスまでお問い合わせください。アイレックスでは、環境に配慮しながら不要な廃棄物を有効活用するために、皆様のご相談に対応しています。

 

クリアファイル買取サービス

1.クリアファイル買取にあたって

使用済みクリアファイルの処分時に注意することは、シールが貼られていないか、書類が残っていないか、を確認することです。なお、絵や柄が入っているクリアファイルについても、買取が可能です。

 

2. 一定の量にまとめる

段ボール等に一定量まとめたものを買取致します。(段ボール1個程度の相当量以上)
詳しくは、アイレックス までご連絡ください。

 

3. 買取品の確認

アイレックス では、その量に応じて、引き取り、持ち込みのどちらも対応可能です。買取品の内容と状況を確認して、お見積もりをいたします。

 

アイレックス では、企業や学校、病院、その他などで使用の多いクリアファイルを、使用後処分する際に、有価で買取りリサイクルして再生する事業を行なっております。

クリアファイルリサイクルは、廃棄処理費用の削減とともに環境保護への取り組みという意味でも社会的意義のある活動と考えております。

クリアファイルのリサイクル手順

回収

リサイクルのためには、まず企業や家庭から使い終わったクリアファイルを集めて回収します。適切にクリアファイルを回収するために次のことが重要です。

  • 分別:他のプラスチックや紙類と混ざらないようにする。
  • 洗浄:不要な汚れを取ることで次工程が円滑に進む。

 

選別

クリアファイルが回収された後、選別作業を行い、リサイクルの妨げとなる異物や他のプラスチックを取り除きます。

選別は手作業で行う場合もありますが、機械による自動選別が導入されている場合も多いです。選別の主な目的としては次のような点が挙げられます。

  • 異物の除去:ホチキスの針や紙など、クリアファイルに混入している異物を取り除く。
  • プラスチックの種類分け:ポリプロピレン(PP)以外のプラスチックを分けることで再生時の品質を保つ。

 

再生ペレット化

回収・選別されたプラスチックを細かく砕いてから溶かし、小さな粒状のペレットに加工します。この再生ペレットがリサイクル後の製品づくりの基になるため、非常に重要な工程です。

ペレット化することで、新しい製品の原料として使いやすい形に整えます。この工程では、以下のような作業が行われます。

  • 粉砕:クリアファイルを細かく砕くことで、溶解しやすくする。
  • 洗浄:汚れや付着物を取り除き、純度を高める。
  • 溶融と成形:砕かれたポリプロピレンを加熱し、再び溶かして小さな粒状に固める。

こうしてできたペレットは、新たなプラスチック製品の原料として使われます。

 

アイレックスでは、クリアファイルの買取を強化していますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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