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HDPE(高密度ポリエチレン)とは?

プラスチックの素材の一つに、HDPE(高密度ポリエチレン)があります。あまり聞き慣れないかもしれませんが、私たちが使う日用品にも多く使用されているものです。

ここでは、HDPEについて詳しく解説していきます!

HDPE(高密度ポリエチレン)はどんな素材

HDPE(高密度ポリエチレン)は、比重が0.942以上の高密度のポリエチレンです。不透明で、フィルムにすると白色に近い半透明になります。無臭で衛生性が高く、引っ張り強度や耐衝撃性にも優れています。

一般的なプラスチックの一つであり、その特性からさまざまな用途に広く使用されています。HDPEの特徴は以下のような点です。

1. 耐久性と強度

高い耐久性と強度を持ち、抗衝撃性があります。運搬用のパレットや家具など、耐久性が求められる製品に使用されます。

2. 耐化学性

化学物質に対する耐性があり、酸、アルカリ、油、溶剤などに強い特性を持っています。このため、化学物質を含む製品や人間に有害な環境下で使用する材料に適しています。

3. 食品保存に適した素材

食品包装や容器、飲料ボトル、食品用具などに使用されることがあります。HDPEは食品に対する安全性が高く、食品の保存や保護に適しています。

4. 防水性

高い防水性を持っており、水に対する耐性があります。水を通さない特性を活かし、パイプ、タンク、防水シートなどにも使用されます。

5. 環境への影響を最小限に抑える

HDPEはリサイクルが比較的容易であり、環境負荷が低いプラスチックとしても知られています。リサイクルされたHDPEは新たな製品に再利用が可能です。

HDPEはその優れた特性から、家庭用品、自動車部品、パイプ、容器、包装資材、建築資材などさまざまな製品や産業で広く使用されています。

HDPEとLDPEの違い

HDPEとLDPE(Low-Density Polyethylene、低密度ポリエチレン)は、両方ともポリエチレン樹脂の一種ですが、それぞれ異なる特性を持っています。

HDPEは高密度で硬く、耐熱性、耐薬品性、ガスバリア性に優れています。一方、LDPEは低密度で柔らかく、透明性が高く、柔軟性に優れているのが特徴です

HDPEは、洗剤容器、水道管、子供のおもちゃなどの製品に使用され、LDPEは、透明な袋、ホース、マヨネーズ容器などの製品に加工可能です。それぞれの特性に応じて、異なる用途に使用されています。

HDPE(高密度ポリエチレン)はリサイクル可能

HDPE(高密度ポリエチレン)のリサイクルは、資源を有効活用できます。

HDPE廃棄物は収集され、適切な処理を経て再生原料となり、再生プラスチック製品の製造に使用されます。再生プラスチック製品には、ゴミ袋、レジ袋、容器、パイプ、網戸、ブルーシートなどさまざまです。HDPEのリサイクルにより、環境負荷を軽減し、廃棄物の削減につながります。

HDPEのリサイクルは、持続可能な資源循環社会の実現に向けた重要な取り組みです。

アイレックスのHDPEリサイクル

アイレックスでは、HDPEのプラスチックドラムやポリバケツ缶の買取、査定を行なっております。

破損しているものや、少量のものであっても一度ご相談ください。お見積もりを取らせていただきますので、ぜひお気軽にお電話でお問い合わせください。

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