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加速する「サーキュラーエコノミー」について知ろう

ビジネスの世界では「サーキュラーエコノミー」がトレンド視されています。

なぜなら、企業にとって環境に配慮しながら事業活動を行うことが求められているからです。

この記事では、サーキュラーエコノミーの内容と重要性、実現に向けてのアイレックスの構想を紹介します。

サーキュラーエコノミーとは

サーキュラーエコノミーは「循環型経済」とも呼ばれ、これまで廃棄するものとして消費されていた製品を資源として再利用し、経済活動を行っていくことをいいます。

従来の線形経済では、資源を採掘し、製品を作り、使用後に廃棄物として捨てるという一方通行の流れが行われていました。

一方で、サーキュラーエコノミーでは、廃棄を前提とせずに、設計段階から廃棄物を出さないようにデザインし、廃棄されていたものも原料として再活用する考え方です。そのため、できるだけ天然資源を投入せずに循環可能なルートを構築することを目標としています。

プラスチック資源循環促進法が目指す「3R+Renewable」とは?」では、2022年4月に施行されたプラスチック資源循環促進法について詳しくご紹介しております。

サーキュラーエコノミーはなぜ必要か

現代の経済システムでは、限りある資源を消費し、廃棄物を生み出すことで、環境に悪影響を与え続けることになります。

一方、サーキュラーエコノミーは、廃棄物を減らし、資源を最大限に活用することを目的としています。

再利用やリサイクルなどの手段を用いて廃棄物を最小限に抑え、資源を循環させることにより、環境保護だけでなく、新しいビジネスモデルの創造、雇用創出、資源価値の最大化など、さまざまなメリットが得られます。

サーキュラーエコノミーは、地球環境の保護やサステナブルな社会の実現に向けた活動として、環境問題の解決とビジネスの発展の両面で重要な役割を果たすことが期待されているのです。

サーキュラーエコノミービジネスの例

サーキュラーエコノミービジネスの例としては、以下のような取り組みがあります。

・風力や太陽光などの再生可能エネルギー
石油や石炭などの有限資源を使わないサーキュラーなエネルギー源として注目されています。

・廃棄物の再利用
廃棄物を使って燃料や建材、化学製品などを製造することで、資源の節約や環境負荷の削減を実現します。

・シェアリングエコノミー
サービスや製品を共有することで、資源の最大限の活用を実現します。
たとえば、自転車や電動スクーターなどのレンタルサービスや、コワーキングスペースのシェアリングなどが挙げられます。

アイレックスのサーキュラーエコノミー構想

アイレックスでは、リサイクル事業者の視線で、生産、販売、使用、廃棄、回収、修繕、再利用という、循環フローまでのあらゆるサプライチェーンを考慮したビジネスモデルの構築を行っています。

【循環型社会の実現に向けた取り組み例】

・プラスチック資源リサイクル事業では、廃棄物からリサイクル素材を生産します。

・不用品回収事業の展開では、リサイクル品の回収と再利用を推進します。

・排水の循環利用では、工場の排水を処理し、循環させて利用します。

単なるリサイクル加工原料製造にとどまらず、その原料を活用した製品製造や、これまで廃棄物と見なされてきたあらゆるものを、ほかの用途に活用する取り組みを行っています。

具体例として、アイレックスでは、使用済みフレコンから製品としてのフレコンへ(資源・製品価値の最大化・資源消費の最小化・廃棄物の発生抑止等)を念頭に進めています。今後の取り組みにもご注目ください。

アイレックスでは、プラスチックごみの回収・リサイクルや、バイオプラスチック素材の開発・販売など、さまざまな取り組みを行っています。

また、これまで培ってきたリサイクル技術を活かし、プラスチックごみ削減に向けたソリューションの提供に力を入れています。プラスチック削減にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

廃プラ買取について」では、廃棄物を別用途に活用することを前提とした回収とリサイクルシステムの構築を通じて、あらゆる資源の再利用についてご紹介しております。

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