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マスクもバイオマスの時代に!?

新型コロナウイルスの流行で、マスクは外出時の必需品になりました。とくに感染対策に効果的な不織布マスクは、使い捨てで使用するため、コロナごみ問題の原因の1つになっています。そういったなか、環境に優しいマスクが登場していることをご存じでしょうか?そこで、今回は環境に優しいバイオマスマスクについてご紹介します。

コロナ禍で必需品になったマスクによる環境汚染が問題に

不織布マスクは、コロナ禍になって必需品になりました。不織布マスクは、紙や布から作られていると思われがちですが、実はポリエステルやポリウレタンなどのプラスチックから作られています。時々不織布マスクが道端に落ちているのを見かけますが、そのまま放置していると、河川や海にたどり着いて、海洋プラスチックごみになる可能性があるのです。

海洋プラスチック問題は、放置されたプラスチックが経年劣化により細かくなって漂い、河川や海の生き物たちが誤って食べてしまうことが原因で起きます。

コロナウイルスと環境問題」では、「コロナごみ」が増えていることについてご紹介しております。

バイオマス原料を使ったマスクが登場

プラスチックを極力使わない環境に優しいマスクの研究開発が進んでいます。プラスチックの代わりに使うのは、植物由来のバイオマス素材。主にサトウキビやトウモロコシなどの植物を使用します。使用済みのマスクが放置されても、微生物によって分解されるため、海洋プラスチックごみになりません。また、焼却処分する際も、従来の不織布マスクよりも二酸化炭素の排出量を削減できます。

販売されているバイオマスマスク2種類を紹介

販売中のバイオマス素材のマスクは主に次の2つです。

・トップバリュ ISCC認証 不織布マスク

「トップバリュ ISCC認証 不織布マスク」は、全国のイオンやマックスバリュなどで販売されています。普通サイズと小さめサイズの2種類の展開。各30枚入りで本体価格は498円です。

この不織布マスクでは、不織布の一部にバイオマス原料プラスチックを使用しています。ISCCという、持続可能なバイオマス資源とバイオエネルギーの促進を目指す国際的認証を得ている商品です。

・ネピアネピecoバイオマスク

「ネピアネピecoバイオマスク」は、公式オンラインショップ「nepia 銀座店」で販売されています。ふつうサイズの白色マスクで、30枚入り2,980円(税込)です。

このマスクは、サトウキビやトウモロコシといった植物由来の原料を80%使用。素肌と同じ弱酸性になっていて、お肌に優しいマスクです。

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