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脱炭素設備導入の中小企業向け補助制度

地球の温暖化により、世界中で災害が多発しています。温暖化の原因である温室効果ガスの削減に取り組む必要があることはわかっていても、新型コロナウイルスの影響もあって、脱炭素設備導入までの余力がないという企業も多いでしょう。そういった流れを受け、2021年11月に環境省は脱炭素設備導入に対する中小企業向けの補助制度を設けました。今回は、この新しい補助制度について解説します。

温室効果ガス削減目標、危険回避には不十分」では、温室効果ガスの削減政策について紹介しております。

環境省のすすめる中小企業向けの補助制度について

環境省は、コロナ禍で厳しい経営状況にある中小企業にも脱炭素設備導入への投資をしてもらおうと、新しい補助制度を設けました。主に対象となるのは以下の品目です。

・エネルギー性能の高いエアコン

・ノンフロン冷凍庫

・石炭を使わないボイラー

従来使っていたものを環境性能の高い製品に切り替えた場合、申請を行えば一定金額の補助を受けられます。

参照:環境省「グリーンリカバリーの実現に向けた中小企業等のCO2削減比例型設備導入支援事業

中小企業が脱炭素設備を導入するメリット

補助金を受けられたとしても、中小企業が脱炭素設備を導入すればコストが増すと考える方もいらっしゃるでしょう。環境省が出している『中小規模事業者のための脱炭素経営ハンドブック』では、実際に脱炭素に取り組んでいる中小企業の例が取り上げられています。

たとえば、神奈川県の印刷会社では、工場の屋根にソーラーパネルを設置して太陽光発電エネルギーを工場で使い始めたところ、売上げが伸びたのにエネルギーコストを削減できたとのこと。しかも、電力供給用の機器が壊れた際も、太陽光エネルギーを使えたため通常通りの営業活動ができたそうです。

設備導入にはコストがかかりますが、エネルギーコストが抑えられるのはメリットですね。また、この企業では「脱炭素をすすめている会社」とメディアに取り上げられ、共感を持ったお客様からの注文や問い合わせが増えたそうです。

環境問題の関心が高まっている昨今、思いがけないプラスの影響もあるのですね。

廃プラスチックリサイクル設備も補助の対象!

今回環境省が発表した中小企業向け新補助金制度では対象外でしたが、実はアイレックスが扱っている廃プラスチックリサイクル設備もほかの補助金制度の対象です。

アイレックスでは設備の提案・設計・導入・アフターフォローまで一貫体制で行っています。設備導入の際の補助金申請ももちろんお手伝いいたしますので、お気軽にご相談ください。

参照:環境省「脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業

リサイクルをするためには、プラスチックからアルミを剥がす必要があるため工程の様子を「アルミ剥離の工程を紹介」でご確認ください。

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