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オリンピック・パラリンピックと環境問題

新型コロナウイルスの影響で、当初の予定よりも1年遅れで開催された東京オリンピック・パラリンピック。通常のオリンピックとは異なり無観客開催となりましたが、東京2020大会は持続可能性をコンセプトにした大会でした。オリンピック・パラリンピックにおける持続可能性や環境問題への取り組みを具体的にご紹介します。

東京2020大会の持続可能性コンセプト

東京2020大会の持続可能性コンセプトは「Be Better, together(より良い未来へ、ともに進もう)」でした。持続可能な大会運営のために、5つの主要テーマを軸に取り組みを進めてきました。

・【気候変動】脱炭素社会の実現に向けて

・【資源管理】資源を一切ムダにしない

・【大気・水・緑・生物多様性等】自然共生都市の実現

・【人権・労働、公正な事業慣行等】多様性の祝祭

・【参加・協働、情報発信(エンゲージメント)】パートナーシップによる大会づくり

このように、5つの主要テーマのうち3つが環境問題に関するものでした。とくに注目したい「気候変動」と「資源管理」についての具体的な取り組みをご紹介します。

脱炭素社会に向けて

東京2020大会において、気候変動の原因となる二酸化炭素の排出量を抑えるためにさまざまな工夫をしています。

まず、大会で使用する施設の6割を既存のものにすることで、会場設営時にかかる環境負荷を回避しました。新しく建設された施設も、省エネルギー設計になっています。

また、競技会場や選手村、国際放送センターで使用するエネルギーは、100%再生可能エネルギーにすることを目指しました。そのほかにも、選手や大会関係者の移動には、燃料電池自動車や電気自動車などの低公害・低燃費自動車を導入しています。

資源を無駄にしない取り組み

あまり知られていませんが、資源を無駄にしない取り組みとして、次のようなことが行われていました。(※)

・約5,000個のメダルを使用済み小型家電から製作する

・63の自治体から借り受けた木材で選手村の施設を建設し、大会後に木材を各地で活用する

・家庭から出されたプラスチックゴミで表彰台を作る

・大会のために調達されたものは、大会終了後にレンタル・リース・再販などを行う

・大会運営時に出された廃棄物の65%をリユース・リサイクルする

ここに挙げた取り組みは、オリンピック・パラリンピック開催前に掲げられたものです。大会が終了後にどこまで実現できたのかを検証する必要はありますが、新しい技術や工夫によって環境に優しいオリンピックを目指していたと言えるでしょう。

※出典:「東京2020×持続可能性」https://gtimg.tokyo2020.org/image/upload/production/xnfwjwetfcuvybjkcjfs.pdf

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