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廃プラスチック 処理業者の選び方

製造業や物流業など多くの現場では、日々大量のプラスチック製品や副資材が使用されています。その一方で、使い終わった後に発生する「廃プラスチック」の処分に悩む企業担当者は少なくありません。倉庫に山積みになった廃材、処理コストの増加、取引先からの環境配慮要請――これらの課題に適切に対応しなければ、事業運営に大きな負担となります。

こうした状況を解決するためには、信頼できる「廃プラスチック 処理業者」を選ぶことが不可欠です。本記事では、業者選びの際に確認すべきポイントを整理してご紹介します。

 

許可業者かどうかの確認

廃プラスチックを扱う際、最初に確認すべきなのが「許可」の有無です。産業廃棄物処理業は、各自治体からの厳格な許可が必要であり、無許可業者に依頼すると法令違反に巻き込まれるリスクがあります。

  • 産業廃棄物収集運搬業許可

  • 産業廃棄物処分業許可

これらの許可を持つ業者であれば、法的に適切な処理を行うことが可能です。特に廃プラスチックはマイクロプラスチック問題やCO₂排出問題とも関わるため、行政からの監視が強まっています。許可証の写しを確認することは、契約前に必ず行いましょう。

 

処理方法の違い(リサイクル・焼却・再利用)

廃プラスチックの処理方法は大きく3つに分けられます。

処理方法 特徴 メリット デメリット
リサイクル 材料として再資源化 コスト削減・
環境配慮
汚れや異物混入があると
難しい
焼却処理 燃料として熱回収 処理が容易・
即時対応可
CO₂排出・処理費用高め
再利用 製品原料や副資材として再使用 廃棄物削減・
付加価値化
品質要件に制約あり

自社の廃棄物の種類や状態に合った方法を選ぶことが重要です。たとえば、フィルム系や成形品などはリサイクルが有効ですが、汚れや混合材が多い場合は焼却が現実的な場合もあります。

 

コスト比較と見積もりの見方

廃プラスチック 処理業者を選ぶ上で、コストは大きな判断材料です。しかし「処理単価」だけで決めるのは危険です。以下の観点を確認しましょう。

  • 処理単価だけでなく、運搬費や保管料を含めた総額

  • 廃プラスチックの種類ごとの単価設定(PE、PP、シート類など)

  • リサイクル可能な素材は買取でコスト削減できるか

見積もりは「単価表」と「処理条件」を併せて確認し、長期的なコストシミュレーションを行うことが推奨されます。

 

実績・信頼性のチェック方法

廃プラスチック 処理業者の信頼性を判断するには、過去の取引実績や取引先の声が有効です。

  • どの業界での実績があるか(製造業、物流業、建設業など)

  • 大手企業や公共団体との取引歴があるか

  • トレーサビリティ(処理の流れを証明できる体制)があるか

加えて、ISO14001(環境マネジメントシステム)などの認証取得は信頼性の目安となります。

 

契約時の注意点

業者を選定した後の契約段階でも注意が必要です。

  1. 契約書に処理方法と責任範囲を明記する

  2. 不法投棄や不適切処理に対する責任の所在を確認する

  3. 万が一のトラブル時の対応体制を確認する

特に、廃プラスチックは不法投棄問題が社会問題化しているため、契約内容の不備が企業リスクに直結します。必ず弁護士や法務部と相談のうえ、契約を締結することをおすすめします。

 

アイレックス株式会社の取り組み

アイレックス株式会社では、産業廃棄物処理の中でも特に「廃プラスチック」のリサイクルに注力しています。単なる焼却処理に頼らず、可能な限り資源として再利用できる体制を整備しています。

当社では以下のような使用済み資材を買取・リサイクルしております。

  • PP アルミ箔シート/蒸着シート

  • PS アルミ箔シート

  • 使用済みPPバンド、フレコンバッグ、クリアファイル など

自社ネットワークを活用した適正な処理ルートを構築し、コスト削減と環境配慮を両立したリサイクル提案を行っています。廃プラスチックの処理業者の選び方に迷う担当者にとって、法令遵守・コスト効率・環境対応の三拍子が揃ったパートナーとして活用いただけます。

 

廃プラスチック処理業者を選ぶときに押さえるべきポイント

廃プラスチック処理は単に「処分する」だけでなく、企業のコスト削減や環境配慮の姿勢を示す重要な業務です。処理業者を選ぶ際は、

  • 許可の有無

  • 処理方法の適性

  • コストの総合的比較

  • 実績・信頼性

  • 契約内容の確認

といった観点を押さえることが大切です。適切な廃プラスチック 処理業者を選ぶことで、経営上のリスクを減らし、循環型社会への貢献にもつながります。アイレックス株式会社は、その解決策を提案できるパートナーとして、企業担当者の力になります。

 


買取・引取やリサイクルを検討されている企業様は、ぜひ一度アイレックスへご相談ください。
お電話またはフォームより、無料でお見積もり可能です。


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