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ペットボトルの原料はなに?種類やリサイクル方法を解説

ペットボトルは、私たちの生活に欠かせないアイテムの一つです。だからこそ、原料や種類、リサイクル方法に関する知識を深め、リサイクルの重要性を理解することが大切です。ペットボトルの基礎知識からリサイクル方法まで、詳しく解説していきます。

ペットボトルの原料

ペットボトルの原料は、おもにポリエチレンテレフタレート(PET)という、石油からつくられるプラスチックです。PETは耐久性や透明性に優れ、リサイクルがしやすいことから、飲料や調味料などの容器として広く使用されています。

使用済みのPET製品は、エネルギー利用やリサイクル工程を経て、再びPET製品として利用できるため、環境に配慮した持続可能な素材として注目されています。

ペットボトルの種類

ペットボトルは、一般的な飲料商品のほかに、食品や調味料などの液体や、化粧品、洗剤などの容器にも使用されています。飲料用のペットボトルは、「炭酸系」と「非炭酸系」の2つに分けられ、飲料の種類により構造が異なります。

炭酸系
・耐圧用ペットボトル…口部が透明で、底部は花弁型。炭酸系飲料を低温で充填・密封するため、内圧に耐える強度がある。
・耐熱圧用ペットボトル…口部が白色で、底部は花弁型。果汁入り炭酸系飲料を充填&密封して熱殺菌するため、耐圧性と耐熱性がある。

非炭酸系
・耐熱用ペットボトル…口部が白色で、底部は凹型。高温の飲料を充填・密封してから冷却するため、耐熱性と負圧に対する耐性がある。
・無菌充填用ペットボトル…口部が透明で、底部は凹型。殺菌済み容器に殺菌済み飲料を常温充填して、殺菌済みのキャップを取り付けて密封する。

ペットボトルのリサイクル方法

ペットボトルには、熱すると溶け、形を変えられるという特性があります。その特性を活かしたリサイクルの方法は、おもに次の2つに分けられます。

・水平リサイクル
使用済みのペットボトルを再びペットボトルにリサイクルする方法で、「ボトルtoボトル」とも呼ばれます。ペットボトルを高温で溶かし、新しいペットボトルの原料として再利用します。

・カスケードリサイクル
使用済みペットボトルを、食品パックや衣類、カーテン、カーペットなど、ペットボトル以外の製品にリサイクルする方法です。

アイレックスでのリサイクル方法

アイレックスでは、ペットボトルリサイクルによって通常は廃棄される混在した状態(ゴミ状態)のものを有価で引き取り、新たな資源として活用しています。リサイクルは、以下の「ペットボトル混合品リサイクルプロセス」の流れで行います。

ペットボトルをリサイクルする際は、汚れを落としてきれいな状態にする、キャップとボトルをわける、ラベルをはがすなど、リサイクルして循環させるために一人ひとりの心がけも大切です。

アイレックスでは、回収したペットボトルをリサイクルに適した素材に加工をする取り組みを行なっています。リサイクルビジネスに興味がある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

「ペットボトルは資源」ペットボトルはどんな風に変わってきたか」では、ペットボトルの登場からリサイクルの始まりまで、ペットボトルの扱いの移り変わりについてご紹介しております。

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