お知らせ・コラム

コラム

アイレックスはマテリアルトータルソリューション企業です

― リサイクルプラントを
“設計し、成立させ、回し続ける”という仕事 ―

“We Design, Deliver, and Sustain Recycling Plants.”

アイレックスは、リサイクル設備を販売する会社ではありません。
また、単にリサイクルを請け負う事業者でもありません。
私たちが自らを「マテリアルトータルソリューション企業」と定義している理由は明確です。

それは、素材を起点に回収・前処理・再資源化・品質安定・量産運転までを
一つの成立するシステムとして設計・実装している
からです。

リサイクルプラントは「設備の集合体」では成立しない

リサイクルプラントの計画段階では、破砕能力、洗浄能力、押出能力といった
個別設備のスペックが先行しがちです。
しかし実際の現場では、次のような問題が頻発します。

・破砕は足りているが、洗浄が追いつかない
・洗浄は十分だが、脱水が弱く品質が安定しない
・押出は高性能だが、原料状態が合っていない
・一部工程に負荷が集中し、人が疲弊する

これらはすべて、設備単体では正しいが、プラントとしては未完成という状態です。
アイレックスは、この「未完成なプラント」が生まれる構造そのものに向き合ってきました。

アイレックスの起点は「素材の実態」

私たちのプラント設計は、必ず素材から始まります。

・単一素材か、複合材か
・アルミ箔、紙、異物はどの程度含まれるか
・厚物か、薄物か
・含水率・汚れ・形状のばらつき
・最終用途で求められる品質水準

これらを整理せずに、どれほど高性能な設備を並べても、安定した再資源化は実現しません。
アイレックスは、素材の「理論値」ではなく「現場実態」を前提に、処理フローを組み立てます。

「できる」ではなく「量産として成立するか」

研究段階では成立するリサイクルも、量産に移行した瞬間に破綻するケースは少なくありません。

・連続運転で品質がぶれる
・清掃・保全が追いつかない
・人が張り付かないと回らない
・トラブル時の復帰に時間がかかる

アイレックスが重視しているのは、24時間・365日を前提にした再資源化です。

そのために、
・工程ごとの負荷分散
・粒度・含水率・温度の連動設計
・後工程を壊さない前処理
・属人性を排除した運転条件

といった、「量産工場としての設計思想」をプラント全体に組み込みます。

プラントを「プロデュースする」という意味とは

アイレックスが「プラントをつくる」ではなく「プラントをプロデュースする」
と表現するのは理由があります。私たちの仕事は、設備を並べることではなく、

・どこに投資し
・どこを簡素化し
・どこを将来拡張可能にし
・どこで品質を担保するか

を判断し、事業として成立する形に落とし込むことだからです。

時には、
「今はこの設備は不要です」
「この工程は後回しにすべきです」
という提案も行います。

それも含めて、プラント全体の最適解を描くことがアイレックスの役割です。

自社工場を持つという強み

アイレックスは、設計だけを行う会社ではありません。
自社工場を持ち、実際に材料を受け入れ、分離し、洗浄し、造粒し、出荷しています。

・トラブルが起きる工程
・人が疲れるポイント
・数字には出ないロス
・改善で効いた施策

これらを自社の損益として経験してきたからこそ、
机上論ではないプラント設計が可能になります。

 

マテリアルトータルソリューションとは何か

アイレックスが提供するマテリアルトータルソリューションとは、

・素材の理解
・工程の設計
・設備の選定
・運用条件の最適化
・量産としての成立

これらを分断せず、一つの連続した仕事として引き受けることです。
部分的な改善ではなく、全体を見て、無理のない循環をつくる。
それが、私たちが目指しているリサイクルの姿です。

 

おわりに

リサイクルは、技術の話である前に、事業として成立するかどうかの話です。
アイレックスはこれからも、素材と現場を起点に、理論と実装の両方から
リサイクルプラントをプロデュースし続けます。
それが、マテリアルトータルソリューション企業としての私たちの現在地であり、使命です。

リサイクルプラントの新設、更新、部分的な改善など、
設備選定や導入をご検討の際には、ぜひ一度、アイレックスへご相談ください。

一覧へ戻る >