フレコンは産業廃棄物なので、処分にお金がかかります。リサイクルで有効活用することを検討してみてはいかがでしょうか。

ここでご紹介する買取前チェックシートを使って、御社でお持ちの使用済みフレコンバックがリサイクルできるかどうかをチェックしてみてください。

使用済みのフレコンバックは再利用できる？

「フレコン」とは、フレキシブルコンテナバックの略称で、軽くて丈夫な梱包資材であるため、おもに産業資材や工業製品の梱包に使われています。フレコンバックは、おもにポリエステルやナイロンなどの合成繊維からつくられており、使用済みフレコンはリサイクルによる再利用が可能です。ただし材質や状態によってはリサイクルが困難な場合があります。

アイレックスのフレコンバッグリサイクルでは、以下の注意事項を設けていますので参考にしてください。

使用済みフレコンを処分する場合の方法

使用済みのフレコンバックを処分するには以下のような方法があります。

1.リサイクル

使用済みのフレコンバッグはリサイクルが可能です。リサイクル工程では、フレコンバックを粉砕し洗浄・乾燥して再生ペレットとして生まれ変わらせることができます。

2.処分業者に委託

産業廃棄物として指定されているため、処分する場合は処理業者に依頼する必要があります。処分費用を削減するために、リサイクル可能なフレコンバックは処分業者に委託することが一般的です。

3.自社での再利用

フレコンバッグを再利用するために、フレコン圧縮装置や全自動フレコン充てん装置を導入することで、フレコンバックの処分費用を削減することができます。

4.買取業者に依頼

中古のフレコンバックは汚れや劣化の状態によって買取価格が変わります。使用後のフレコンバックを中古買い取り業者に依頼することで、リサイクルが可能になります。

アイレックスでは、使用済みフレコンの有価買取を強化しております。処理コストの大幅な削減につながるご提案をさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

使用済みフレコンをリサイクルする目的

使用済みフレコンバッグをリサイクルする目的は、資源として再利用することにあります。リサイクルによって、フレコンバッグが粉砕・洗浄・乾燥され、ペレット化されることで新しい資源として生まれ変わります。リサイクルによってコスト削減が実現され、環境への負荷を軽減することが期待されます。

しかしながら、使用済みフレコンのリサイクルは、今でもほとんど行われていません。使用用途が多岐にわたるため、前処理が面倒なことや、複合された素材の製品のため、常に均一な性能の再生ペレットに仕上げることが難しいからです。

アイレックスでは、設備ラインの自動化とカスタマイズで、それらの問題をクリアしリサイクルにつなげています。

使用済みフレコンをリサイクルする流れ

使用済みフレコンバッグをリサイクルする流れは以下の通りです。

アイレックスでは、リサイクルプラント施設でマテリアルリサイクルを行っています。

1.買取

使用済みフレコンバッグを買取業者に売却することで、リサイクルの第一歩となります。

2.粉砕・洗浄・乾燥

買取されたフレコンバッグは粉砕され、洗浄・乾燥されます。

3.再生ペレット化

粉砕・洗浄・乾燥されたフレコンバッグは、ペレット化されます。

4.再利用

ペレット化されたフレコンバッグは、再生ペレットとして再利用され、新しい製品に生まれ変わります。

このような流れによって、使用済みフレコンバッグがリサイクルされ、新しい資源として活用されることが可能となります。

フレコン買取前の残留物をチェック

はじめに、使用済みフレコンバッグの状態を確認します。

フレコンバッグの中に、以下のようなものが残っていないかをチェックしてください。

・硬い物（金属類、石類）
・粉物（セメント、食品関係の粉物等）
・劣化したフレコンバック

残留物があるとどうなるの？買取の注意点

フレコンバッグに硬いものや粉物などの残留物がある、またはフレコン自体が劣化しているなどの場合、リサイクルに多大な影響があります。なぜならこれらをフレコンリサイクルの機械に投入してしまうと、生産量が下がり作業コストがかかってしまうためです。

フレコンの状態によっては有価買取できなくなることがあるので、以下の点に注意しましょう。

・金属類、石類がある場合
粉砕機に入れると、機械の刃が壊れてしまう。
（刃が欠けたり、刃が折れたりの原因となります。）

・粉物がある場合
フレコンに付着してしまうと水槽内で全ての粉を落とすことができないため、次の工程での乾燥をする際に水分が付着してしまう。水洗浄をする水槽の中も汚れてしまい、何度洗っても付着をしてしまう。
（乾燥に時間がかかることで生産量が下がるうえ、工場内が汚れる一因となります。）

 ・フレコンバックの劣化
劣化すると水を弾くことができなくなり、水分が付着しやすくなる。
（乾燥に時間がかかることで生産量が下がる）

 ・ラベル・紙・木屑が付着している場合
これらを一緒に投入してしまうと、溶融をする工程のルーダー機まで付着していってしまうので、異物を取り除くための網交換が増える。
（作業が増えてしまう）

フレコンの買取価格は使用後の状態によって異なり、汚れや傷が少なく、使用感の少ないものほど高価買取になります。買取価格を最大限に引き上げるには、フレコンの劣化を防ぎ、良い状態に保つことが大切です。

アイレックスのチェック項目について

アイレックスが使用済みフレコンの買取をする際、重視するのは「再利用できる品質」です。

そのため、独自のチェックシートを用意しています。

【おもなチェック項目】

・サイズ
・重さと数量
・使用後の状態
・汚れ
・臭い
・型崩れ

アイレックスでは、熟練したスタッフが的確な査定を行い、適正価格で買取を行っています。

大まかな情報をお問い合わせページからお送りいただければ、アイレックスの基準に則り査定させていただきます。不要なフレコンのリサイクルを考えたら、ぜひアイレックスの査定サービスを活用してみてはいかがでしょうか。

「どうする？フレコンバッグの処分 vol.2 – 買取がエコにつながる」では、買取後のフレコンバッグがどのようなリサイクル工程を経て、どのように生まれ変わるのかご紹介しています。