お知らせ・コラム
複層フィルムの買取とは
アルミ蒸着・アルミ箔の複層シート買取とリサイクルの最前線

食品の包装に用いられる容器の中でも、ヨーグルトやゼリー、ミルクポーションの蓋に代表される「アルミ蒸着」「アルミ箔」の複層シート構造は、機能性の高さから今や多くの加工食品メーカーで採用されています。また、こうした素材は医療分野のパッケージにも活用されるなど、用途は年々拡大しています。
これらは、プラスチック素材(PE、PP、PSなど)とアルミや紙が貼り合わされた構造で、高いバリア性、遮光性、防湿性を備えながらも、使用後のリサイクルが難しいという課題を抱えています。従来は「産業廃棄物」として焼却・埋立され、多くの企業が処分費を負担してきました。
しかし、現在ではこれらの複層シートを“価値ある資源”として再生する仕組みが整い始めています。アイレックスでは、アルミ蒸着・アルミ箔を含む複層プラスチックの買取と再資源化を積極的に行っています。
アルミ蒸着やアルミ箔を使用した複層シートは、食品・医薬品・化粧品分野で広く使われている一方、「産業廃棄物として処分するしかない」「処分費用が年々増えている」「社内で分別基準が定まらない」といった悩みを抱える企業も少なくありません。
特にPPアルミ箔シートやPSアルミ箔シートなどの複層素材は、単一素材と比べてリサイクルが難しいとされ、長年にわたり“処理困難物”として扱われてきました。
本記事では、こうした複層シートの特性や課題を整理したうえで、アルミ蒸着・アルミ箔複層シートの買取・再資源化に対応しているアイレックス株式会社の取り組みについて詳しく解説します。
複層シートとは?──機能性の裏にあるリサイクル課題
複層シートとは、ポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂フィルムにアルミや紙をラミネートや蒸着で重ねた多層構造のシートを指します。
- アルミ蒸着/PPシート
- アルミ箔/PPシート
- アルミ箔/PSシート
などが代表的です。
これらのアルミ蒸着・アルミ箔複層シートは、ベースとなるプラスチックの種類によって再資源化の難易度や用途が異なります。例えば、PPアルミ箔シートは耐熱性や成形性に優れ、食品容器用途で多く使われる一方、PSアルミ箔シートは剛性が高く、ゼリーやデザート容器の蓋材として使用されるケースが一般的です。
いずれもアルミ層が存在することで、通常のプラスチックリサイクル設備では処理が困難とされてきましたが、近年は専用設備による分離・再資源化が進んでいます。
再資源化を可能にしたアイレックスの新リサイクルプラント
これらの素材は、加工食品、医薬品、化粧品などの包装資材に使用される一方で、異なる性質の素材が複雑に組み合わされているため、従来のプラスチックリサイクル設備では処理困難な“混合物”と見なされ、廃棄対象とされてきました。特にアルミ成分は、再資源化の過程で不純物として扱われることが多く、完全な分離が求められる工程では大きな障壁となっていました。
このような状況を打破すべく、アイレックスでは2023年8月に新たなリサイクルプラントを稼働。この設備によって、
- アルミ蒸着・アルミ箔付きの複層シート(食品容器の端材(特に50cm〜60cm幅のロール形状))
といった高難度素材の自動分離と再資源化が可能となりました。
このプラントでは、複層シートを構成するPP、PE、PSといったベースプラスチックと、アルミや紙などの素材を完全分離し、素材別に再資源化され、再生ペレットとして再流通されています。
アイレックスのリサイクルプラントでは、アルミ蒸着シートおよびアルミ箔シートを対象に、素材構成を前提とした工程設計が行われています。これにより、PPアルミ箔シート・PSアルミ箔シートといった複層構造でも、ベースプラスチックごとに適切な再生処理が可能となり、品質の安定した再生原料として市場へ供給されています。
なお、同社ではアルミ蒸着フィルムなどのフィルム単体素材は取り扱っておらず、あくまで「シート形状の複層素材」に特化して対応している点も特徴です。
具体的な買取対象と流通先
アイレックスが買取対象とするのは、主に以下のような複層素材です。
- ヨーグルト蓋、ゼリー容器の端材
- ミルクポーション蓋のロール素材
|
複層シートの種類 |
主な用途例 |
対応可否 |
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PP アルミ蒸着シート |
ヨーグルト・食品容器蓋 |
対応可 |
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PP アルミ箔シート |
食品・医薬品包装材 |
対応可 |
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PS アルミ箔シート |
ゼリー・デザート容器蓋 |
対応可 |
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アルミ蒸着フィルム |
軟包装フィルム |
対応不可 |
※アイレックスでは複層「シート」素材のみを対象としており、フィルム形状の素材は取り扱っておりません。
これらは、以下のようなルートで再資源化されます。
- 排出事業者(食品メーカー等)からロール状またはバラ状で入荷
- リサイクルプラントで分離・選別
- プラスチックは再生ペレット化
- パレット、容器、建材、雑貨の原材料として流通しています。
従来なら産業廃棄物として費用をかけて処理していましたが、弊社では有価で引取します。コスト削減とサステナビリティの両立を実現できるようになったのです。
リサイクルによる企業のメリット

アイレックスの複層フィルムリサイクルは、単なる「処理」ではなく、企業活動に以下のような明確なメリットをもたらします。
- 廃棄処理コストの削減
- 資源の有効活用による環境配慮のPR
- リサイクル率の向上(ISO・CSR・ESG対策)
- 取引先や投資家への環境配慮アピール
特に、PPアルミ箔シートやPSアルミ箔シートといった従来は処分費がかかっていた素材を再資源化できる点は、製造業・食品メーカーにとって大きな経営メリットとなります。廃棄量の削減だけでなく、社内の環境方針や取引先から求められるサステナビリティ基準への対応としても、複層シートリサイクルの導入は有効です。
サステナブルな経営が求められる今、複層シートの再資源化は「コスト」ではなく「企業価値向上の投資」として考えられるようになっています。
複層シートの中でも、アルミ蒸着・アルミ箔付きシートは素材構成が明確であれば、再資源化の可能性が大きく広がります。「PPアルミ箔シート」「PSアルミ箔シート」といった具体的な素材名を把握し、適切なリサイクルルートを選択することが、処分コスト削減と環境対応を両立させる第一歩となります。
最後に──処分から資源へ。複層シートは“捨てずに売る”時代へ
アルミ蒸着やアルミ箔が貼り合わされた複層シートは、その構造ゆえにリサイクルが困難とされてきましたが、アイレックスの技術によって、「廃棄対象」から「再資源化可能な資産」へと変わりつつあります。
もし自社工場や倉庫で、使用後の包装材・端材が定期的に発生しているなら、それはコストではなく新たな収益源になるかもしれません。複層フィルムの処分にお困りの企業様は、ぜひ一度アイレックスにご相談ください。廃プラの買取から分別・再資源化まで、一貫して対応可能な体制を整えています。
買取・引取やリサイクルを検討されている企業様は、ぜひ一度アイレックスへご相談ください。
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