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資源を有効活用|ペットボトルの回収

私たちの生活にかかせないもののひとつに、ペットボトルがあります。
1970年代に初めてペットボトルが日本に登場して以来、清涼飲料などの容器として爆発的に普及してきました。
しかし、回収とリサイクルのインフラ整備が遅れたため、不法投棄が増え、世界的な環境汚染として問題視されています。
この記事では、資源を有効活用する観点から、ペットボトルの回収について解説します。

ペットボトルの回収方法とは

一般家庭から出るペットボトルの回収方法とは、資源有効利用促進法に基づき、リサイクル表示されたペットボトルを回収します。
ペットボトルの回収方法は自治体の資源ごみ収集が基本ですが、スーパーやコンビニの回収ボックスを利用し、ペットボトルの回収業者で回収・リサイクルする方法もあります。

スーパーやコンビニの回収

ペットボトルはスーパーやコンビニに設置されているリサイクル回収ボックスに入れて回収してもらう方法です。
スーパーやコンビニの中には、資源ごみ回収協力店があるため、買い物のついでにペットボトル専用のリサイクル回収ボックスに投入すれば無料で処分できます。
また、自動販売機の横にあるごみ箱もリサイクル回収ボックスです。
ただし、ペットボトル以外のごみを入れると臭いが近隣に広まる、リサイクル処理の妨げになることを考え、上手に活用しましょう。

リサイクル資源を有効活用|ペットボトルの回収業者の回収

リサイクル資源を有効活用するために、ペットボトルの回収業者に回収してもらう方法です。 
ペットボトルの回収業者であれば、大量のペットボトルでも回収してもらえ、リサイクル資源として有効活用できます。
ただし、市区町村で一般廃棄物収集運搬の許可を受けた回収業者に依頼することが大切です。
無許可の回収業者に依頼した場合、ごみの不法投棄や高額な回収費用を請求する悪質な業者もいるため、自治体が発行した許可証の事前確認は必要です。

ペットボトルゴミの仕分け方

ペットボトルごみの基本的な仕分け方は次のとおりです。

  1. キャップやラベルを外す
  2. 中を水で洗う
  3. 小さくつぶす
  4. 識別マークに従い分別する
  5. 自治体のルールに従い処分する

ペットボトルの識別マークのないものはプラスチック製容器となるため、リサイクル品の品質維持のためにも、同じ素材に分別し処分することが大切です。

ペットボトル回収の意味

ペットボトルを回収する意味は、主に2つあります。
・環境汚染の防止
・化石燃料の消費抑制
ひとつずつ確認していきましょう。

環境汚染の防止

ペットボトルは石油を原料したプラスチック製品のため、回収せずに焼却処分すれば、大量の温室効果ガス(主に二酸化炭素)を排出します。

化石燃料の消費抑制

ペットボトルの原料である石油は化石燃料ともいい、地球の限りある資源のひとつです。
ペットボトルなどのプラスチック製品を回収することなく生産していけば、やがて化石燃料は枯渇し、私たちの生活や企業活動にも影響を与えます。
ペットボトルを回収することは、プラスチック製品の減産につながり、化石燃料の消費抑制につながるのです。

ペットボトル回収で資源を有効活用

私たちの生活の必需品となったペットボトルですが、消費量が増えることで生産量も膨大になり、深刻なごみ問題を抱えるようになりました。
環境汚染の原因となるごみ問題を少しでも解決する方法は、少しでも多くのペットボトル回収で資源を有効活用することです。
ペットボトルを正しく捨てて回収することは、環境負荷を抑え、資源の有効活用につながるのです。

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